
どうも、おかゆうです。
「今の相場ってトレンド相場なの?レンジ相場なの?」といつも考えることでしょう。
基本的に、トレンド相場であれば、同じ方向に値動きしやすいので、順張り投資で利益を取りやすくなります。
一方、レンジ相場であれば、ある一定の価格で値動きの反転が繰り返されるので、逆張り投資で利益を取りやすくなります。
投資戦略を考える前に相場の状態を理解することは重要です。
高値と安値が切り上がったら上昇トレンド
高値と安値が切り下がったら下落トレンド
ある一定の範囲で価格が上下していればレンジ相場
になるのですが、この定義だけだとなかなか相場状況を見分けることが難しいのではないでしょうか?
そこで今回はテクニカル指標を使って簡単に相場を見分ける方法についてご紹介します。
使うテクニカル指標
普段、僕がトレンド相場とレンジ相場を見分けるときに使っているテクニカル指標は次の2つです。
①移動平均線(14期間)
移動平均線は、ある一定期間の株価の平均を1日ずつ計算し、グラフ化したものです。株価の流れを見るのに適しています。
②ボリンジャーバンド±1σ、2σ、ミドルライン(20期間)
ボリンジャーバンドは、価格の値動きの方向と勢いを見るのに適しています。
上昇トレンドの判断基準
①移動平均線が上向きであり、価格が上に位置する
②価格がボリンジャーバンドのミドルラインよりも上に位置する
③高値と安値が切り上がっている
ちなみに、上昇トレンドの終了場面は、価格が移動平均線を下にローソク足実体で抜けたときになります。
下のチャート図の四角で囲った部分が上昇トレンドになります。
チャート内のピンクの線が移動平均線であり、緑の線が上からボリンジャーバンド+2σ、+1σ、ミドルライン、-1σ、-2σとなっています。
下落トレンドの判断基準
①移動平均線が下向きであり、価格が下に位置する
②価格がボリンジャーバンドのミドルラインよりも下に位置する
③高値と安値が切り下がっている
ちなみに、下落トレンドの終了場面は、価格が移動平均線を上にローソク足実体で抜けたときになります。
下のチャート図の四角で囲った部分が下落トレンドになります。
レンジ相場の判断基準
レンジ相場の場合は、基本的にトレンド相場と違って移動平均線やボリンジャーバンドで相場を判断しません。移動平均線・ボリンジャーバンドでは、価格が上と下どちらか一方に強いかを見分けられますが、レンジ相場のように価格が上下に行ったり来たりすると方向性がぐちゃぐちゃになって分かりません。
したがって、レンジ相場の判断基準は高値と安値がある一定の範囲で行ったり来たりする場面ということになります。
ちなみに、レンジ相場の時の移動平均線やボリンジャーバンドは、横ばいになるケースが多いです。
ある一定範囲の高値・安値をブレイク(更新)した場合に、レンジ相場の終了となります。
下のチャート図の四角で囲った部分がレンジ相場になります。
まとめ
世の中には、順張り手法、逆張り手法などいろいろな手法がありますが、
今の相場がトレンド相場なのか、レンジ相場なのか、まずはこれを見分けることが重要になってきます。
上手く相場を理解して利益を得られるように努めましょう。