
どうも、おかゆうです。
トレンド相場で利益を得るための手法として、「押し目買い」と「戻り売り」という手法があります。
今回はそんな押し目買いと戻り売りで利益を得るためのポイントをご紹介します。
押し目買いと戻り売り
押し目買いとは、上昇相場において、一時的に価格が下がった時に将来の値上がりを見据えて買い取引をすることを言います。
また、戻り売りとは、下落相場において、一時的に価格が上がった時に将来の値下がりを見据えて売り取引をすることを言います。
<押し目と戻りのイメージ図>
なぜ押し目買いが有効なのか?
そもそも相場が上下する理由は「買う人」と「売る人」のどちらが多いかという需給のバランスによって決まります。
以下の記事も参考にしてください。
上昇相場では、買いのポジションを持っていた投資家達がどこかで利食いの売りを行います。その売りが一時的に買いよりも多くなるポイントが「押し目」なのです。
その後は売る人が少なくなるので、買い>売りの需給関係に戻り、再度上昇していくという流れです。
戻り売りの場合は、上記と逆の現象が起こります。
ただし、ここで注意したいのは、上で紹介した売りが多くなるポイントが「押し目」ではなく、「トレンド転換(下落相場への移行)」の可能性を考慮する必要があることです。
売りの後の買いが多くなり、価格が上昇した結果、<押し目と戻りのイメージ図>のような形ができて初めて「押し目」として投資家に認識されるのです。
ここで問題になってくるのが、イメージ図の形になるまで待ってしまうと、「押し目・戻りのポイントで取引ができない」ということです。実際の取引では、押し目と戻りになるポイントをある程度予測して取引を行う必要があります。
具体的な取引ポイント
ある程度押し目と戻りのポイントを予測するにあたって、具体的な取引のポイント(場面)を2つご紹介します。
2つのポイントともトレンド相場であることが条件です。
①20期間移動平均線にタッチした場面
押し目買いの場合は、大きく価格が上昇し、
日足→20日移動平均線
1時間足→20時間移動平均線(1時間×20)
15分足→300分移動平均線(15分×20)
の移動平均線を超えた後、同じ移動平均線まで価格が下落し、反発して再度上昇したところで買いの取引をします。
長い時間足であるほど押し目の確実性は増します。逆に短い時間足ですと押し目ではない可能性も高くなるので注意しましょう。
※FXのチャート表示ツール「Meta Trader」では、簡単に20期間移動平均線を表示することができます。
戻り売りの場合は流れが逆になります。
②直近の高値・安値を超えて戻ってきた場面
押し目買いの場合は、大きく価格が上昇し、直近の高値を超えた後、同じ高値まで価格が下落し、反発して再度上昇したところで買いの取引をします。
イメージとしては①の移動平均線の場面と同じです。
戻り売りの場合は流れが逆になります。
まとめ
ここまでで「押し目買い」と「戻り売り」の利益を得る取引ポイントについてご紹介しました。
実際に取引をする際には、必ず再度価格が反発したことを確認してから取引するようにしましょう。