
どうも、おかゆうです。
株式投資では個々の企業の業績が良くなった・悪くなったなどの要因で株価が動くので、ファンダメンタル分析=企業分析として分かりやすく考えることができます。
逆に、FX投資の場合は何を基準にファンダメンタル分析をするのでしょうか?
FX投資は、ファンダメンタル分析よりもテクニカル分析が重要視される傾向にあります。
また、ファンダメンタル分析のみで成功している投資家はほとんどいないと思います。
しかし、ファンダメンタルの変化は非常にインパクトが大きいので、為替の相場に大きな影響を与えることがあります。その中でも特に政策金利の変化は押さえておくべきポイントです。
そこで今回はこの政策金利についてご紹介します。
政策金利とは
政策金利とは中央銀行(日本でいう日本銀行)が銀行にお金を貸す金利のことです。
この政策金利が上がれば、各銀行が民間企業や個人にお金を貸す時の金利も上がります。
これは、各銀行が中央銀行に払う利子が多くなるので、各銀行が民間企業や個人から多くの利息を取ろうとするためです。
金利が上がると通貨の価値が上がる
それでは金利が上がると為替相場にどのような影響を与えるのでしょうか?
一般的に金利が高くなると、その国の通貨は高くなります。
金利が高い国にお金を預けると、高い利息が期待できるためです。
例えば、ドルと円の関係で考えてみましょう。
アメリカで金利が上がると、アメリカにお金を預けるために多くのドルが買われます。その結果、ドル高円安の状態になります。
逆に金利が下がった場合は、通貨の価値が下がります。
各国の政策金利はどのように決定されている?
ここまでご紹介した政策金利ですが、各国の政策金利はどのように決定されているのでしょうか?
ドル、ユーロ、円の主要3通貨をご紹介したいと思います。
ドル
ドルの政策金利は、年8回行われるFOMC(連邦公開市場委員会)の会合で決定されます。
発表時間は日本時間の午前4時(夏時間は午前3時)になります。
ユーロ
ユーロの政策金利は、毎月行われるECB(欧州中央銀行)の会合で決定されます。
発表時間は日本時間の午後9時45分(夏時間は午後8時45分)になります。
円
日本の政策金利は、年8回行われる日銀政策決定会合で決定されます。
この会合ではマイナス金利や量的緩和などの発表もあるので注意が必要です。
発表時間は日本時間の午前11時〜午後3時ごろです。
ちなみに、日本の政策金利は2008年12月から変動がありません。
まとめ
各国の政策金利の変動はファンダメンタル分析の中で非常に重要です。
円関連の為替レートですと、平気で1〜2円上下することもあるため注意が必要です。